2009.06.18 Thursday
呪われたポスター

フラメンコ芸術学院のカンテコースで、現在勉強している日本人留学生から、
本を一冊借りました。
マラゲーニャ・デ・カナリオでもお馴染みのカンタオール、
エル・カナリオのことを主に扱った本のようなのですが、
そのタイトルがなんと
<呪われたポスター>
現在借りている部屋にはクーラーがないので、
クーラーがきいているカフェを見つけては、長居して読んでいます。
本を出すと、隣のテーブルの人も、 ぎょっ! として覗き込むほど、
ショッキングなタイトルのこの本。
タイトルの<呪われたポスター(原題 El cartel maldito)>というのは、
ある1枚のポスターに名前が載っている、1890頃人気だった歌手たちが、
次々と殺されていることに由来しています。
当時の事を扱ったフラメンコの歴史の本を見ると、
コンサートの帰りに道で刺されて、殴られて、川に落ちて、などなど、
まだまだ若い歌手達の、悲惨な最期がいっぱいなんですよね。
当時のカフェカンタンテ(ライブハウス)は、経営も裏の社会の人の事が多く、
人気のある歌手は、色々とごたごたに巻き込まれたりもあったようです。
本は、ちょうど真ん中くらいに差し掛かったところで、
話しも本題に入り、当時の様子が生々しく語られ始めました。
最初の方のページは、マラゲーニャ・デ・カナリオがどのように広がったか、
その後、どんな歌手が歌ったかなどの、いかにもフラメンコの理論書
という感じだったのに。
私もこの展開にはかなりどきどきさせられています。
さて、続きが気になってしょうがないので、
又、涼しそうなカフェでも探しに行こうかな。
注)この本は、アンダルシア政府、マラガ県庁、セビージャ県庁などの協力で
2008年に発売された、Pozo Nuevo というシリーズの一冊です。
現在、まだスペイン語版のみでの発行となっています。
