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フラメンコ歌手(カンテを歌うカンタオーラ)ナランヒータの
スペインと日本行ったり来たり。
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それでも、フラメンコは永遠に続くのです。
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    昨日、セビージャの友人からニュースが届きました。

     

    記事の原文はこちら

     

    スペイン全土のすべてのタブラオの閉店が決まったというのです。

     

    これ、ものすごいことなんです。

    なにがすごいのか?をご理解いただくためにも、

    今日はタブラオについて、お話ししたいと思います。

     

     

    現在、スペイン全土にはタブラオが全部で93店舗あります。

     

    今日の映像は、セビージャで一番のタブラオと呼ばれている、

    ロス・ガジョスを紹介するテレビ番組です。

     

    映像にもあるように、

    <タブラオ>は歴史に翻弄されながら、

    スペインが現在の政治体制になり、

    観光産業を主軸に生きて行くと決めた1980年代からは、

    外国人観光客向けの観光施設として、重要な役割を担ってきました。

    (昨年は、客の約9割が外国からの観光客でした。)

     

    セビージャを歩いていると、

    フラメンコショー、とか、フラメンコライブと書いた店が

    ちょこちょこあるんですが、

    タブラオ・フラメンコと書いてある店はほんの数件です。

     

    というのも、タブラオと名乗っていいのは、

    スペイン政府の観光局の認可がないといけないから。

     

    認可を得るためには、店の規模やインテリア、ショーの内容、

    料理のメニュー、英語が話せる店員を置くなどなどの他、

    料金も認可を受けなくてはならず、

    どれも勝手に変えることは許されません。

     

    また、タブラオのショーは深夜に限定されていて、

    料金も食事、お酒込みなのでそれなりに高価なんですよね。

     

    ただ、認可を受けたタブラオは公式の観光案内一覧にも載るし、

    公の観光案内所で観光客にお勧めしてもらえ、

    お役所のお墨付きの店として営業が出来るんです。

     

    でも、深夜に出歩くことが難しい高齢者や子ども連れ、

    あまり予算のないバックパッカーなどは、

    食事や店のしつらえよりも、まだ明るい時間に、

    お手頃に質のいいショーが見たいと思うんですよね。

     

    それで、最近は様々な形態のフラメンコショーを行う店が、

    見られるようになりました。

    政府のお墨付きはなくても、

    レベルの高いアーティストを揃えているお店もあって、

    入場料金も数千円以内で楽しめます。

     

    さて、お話しをタブラオに戻して・・・

     

    スペインには全国タブラオ協会という組織があるんですが、

    政府の観光局の様々な援助を貰いつつ運営しています。

     

    今回のコロナの問題で、

    外国人観光客がスペインに戻って来るのは、

    早くでも来年になってからになると言われています。

     

    タブラオはこの春からすでにお店を閉めているので、

    少なくても来年になるまでの約10か月間近くは

    営業ができないことになっちゃいます。

     

    その間にも家賃は発生するし、

    アーティストや従業員達も食わせないといけない、

    その経費をどうするのか???

     

    実は・・・

     

    タブラオは政府の観光局が認めている以上、

    国が資金的にも助けてくれるものだと私は思っていました。

     

    でも、どうやら国は守ってくれないようなんです。

    だからタブラオは全店閉店せざるを得なくなりました。

     

    ってことは、

    外国人観光客が戻ってくるまで、

    お国はフラメンコを支えるつもりがないってこと。

     

    来年以降観光客がまたスペインにやってきた時、

    もうタブラオは存在しないんです。

    観光案内所も、もう外国人観光客に

    お国のお墨付きのフラメンコをショーをお勧めしないんです。

     

    つまり、スペインはフラメンコという文化を、

    観光の目玉としてもう守るつもりがないってことなんです。

     

    1980年代からずっと大きな予算と人力を投じて、

    国の大事な観光産業として育ててきたフラメンコを、

    スペイン国内で人気がなくなった時も

    ずっと支え続けてきたフラメンコを、

    もう守っていられる状態ではないと判断したってことなんです。

     

    、、、

     

    ”フラメンコと言う文化は死ぬんだ。”

     

    タブラオ閉店のニュースを伝える記事は

    そうしめくくられていました。

     

    今回のタブラオ全店の閉店が、どれだけ大きな出来事なのか、

    わかってくださいましたか?

     

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