JUGEMテーマ:音楽
昨日のつづきでございます。
ソレアには、日本でよく聞くアルカラ、
スペインで踊りバックに使われるカディス、
そして、カンテとしてはソレアで一番
聞きごたえがあると言われるトリアーナがあります。
(ホントはもうちょっと種類があるけど、とりあえず)
ところで、フラメンコが結構好きな方なら、
トリアーナがカンテで重要な場所だとご存じだと思います。
でも、トリアーナのカンテ、どんなのがあるか知ってますか?
実は結構いろいろあって、
たとえば、カンテで一番古いと言われているトナー。
数多くのシギリージャ。
そして、カーニャやバンベーラなどのソレア系のカンテも
トリアーナで生まれたと言われています。
実は・・・
ソレア・デ・アルカラも、
元はと言えばトリアーナのソレアから生まれたし、
ソレアがへレスに伝わったのもアルカラから。
なんとほぼすべてのソレアのルーツは
トリアーナだと言われているんです。
そんなソレア・デ・トリアーナには、
ソレアのルーツならではの特徴があります。
それは、
どのソレアよりも難易度が超高いってこと。
ひょおおおおおお。
どう難易度がたかいのかというと、
メロディの1フレーズがとっても長いんです。
他のソレアは、1フレーズが1コンパスと呼ばれる
12拍に収まっているんですが、
トリアーナのソレアは、12拍よりもずっと長くって、
でも、12拍の倍のぴったり24拍でもなくって・・・
リズムが1コンパスをちょこっとはみ出ていたり、
ずっとだらだら続いたりと、
把握するのがとっても大変。
踊りバックで使われることがない理由も、
そんなところにあるんですよね。
カディスやアルカラでソレアが大好きになったら、
ぜひすべてのソレアのルーツ、
ソレア・デ・トリアーナも聞いてみてくださいね。
リズムを追いかけているだけでは見えてこない、
フラメンコの奥深さをきっと感じられると思います。
東京フラメンコ理論オープンクラス<ソレアについて>
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