JUGEMテーマ:音楽
大阪教室リズムクラス。
カンテの先生にしかできないことをと思い、
実はちょっと珍しい?レッスンを行っています。
どんなレッスンかというと・・・
まずはブレリアのカンテクラスで、
短いブレリアを歌えるようになって頂いて、
その覚えたブレリアをリズムクラスで使うんです。
みんなで輪になってブレリアのリズムを取りながら、
一人ずつどんどん覚えたブレリアを歌って行きます。
最初は、リズムを取るだけでも緊張して、
どんどこ速くなったり、
リズムが狂うまいとやけに強くばしばしと、
カホンを叩いたりしてしまっていた生徒達。
でも、私が何度か歌うのを聞きながら、
リズムの切り替えの部分や、
リズムとカンテとの<気持ちいい関係>を
感じていると、、、、
あら、不思議♪
みんなの緊張も少しずつほぐれて、
リズムを楽しめるようになってきましたよ。
そうなったら、先ほど覚えたブレリアの、
ほんの短いフレーズを、
みんなで順に歌って回してみましょう。
1人の歌が終ったら、みんなで短いジャマーダを入れます。
ジャマーダが無事入ったら、次の人の歌う番。
これに慣れてきたら、
今度は各自ブレリア1個全部歌ってみましょう。
その前の歌う方のレッスンでもやったんですが、
同じブレリアのカンテでも、
繰り返しの回数を変えたり、
フレーズの最後を少し長くしたり短くしたりと、
長さは多様に変えられます。
それで、同じブレリアでも、
生徒は自分の好きな長さで歌うことに。
周りのみんながその人の歌が終ったなーって思ったら、
ジャマーダを入れて、次の人に回します。
ここで大事なポイントがあります♪
このジャマーダのタイミングを私が決めない事。
最初の数回は私がリードするんですけど、
だんだんリードするのをやめ、
私自身がカホンを叩くのすらやめてしまいます。
それでも、、、
生徒達だけなのに、歌う人毎に長さもタイミングも違うのに、
ちゃんと上手く回りましたよ♪
どんどんぱふぱふ♪
今回のレッスンで、
生徒達はなにか大事なことをつかんだようです。
それは、歌う方が必死でタイミングをはかって
リズムに合わせて歌うんじゃなくて、
多少歌い始めのタイミングが違っていたって、
のびのび楽しく自分らしく歌い、
周りの人たちもそんなブレリアのカンテを楽しむと、
みんなのコンパス感はいつのまにやら共有され、
みんなで楽しむことが出来るようになるってこと。
これってまるで、
私がスペイン留学時代にクラスメイト達と楽しんだ、
毎日のブレリア回しの雰囲気じゃないですか♪
コンパス、コンパスとがちがちにならなくても、
カンテをしっかり楽しめば、
ブレリアはちゃんと成立し、
みんなで楽しむことが出来るってこと、
体感できたんですね。
”えー!
ブレリアはコンパスが完璧にーーーー ”
そう仰るそこのあなた。
スペイン人のブレリア映像をよく見てください。
<本当に毎回毎回同じタイミングで出てます?
<同じタイミングじゃないと、
まわりの人達は困ったりしています?
みんなの中に共通のコンパス感さえ流れていれば、
そこまで厳重にしなくても、
ブレリアはちゃーんとみんなで楽しめます。
っていうか、ぎちぎちにしない心こそが、
ブレリアを楽しむ最強のコツなんです。
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