CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>
LINKS
CATEGORIES
NEW ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
PROFILE
OTHERS
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
フラメンコ歌手(カンテを歌うカンタオーラ)ナランヒータの
スペインと日本行ったり来たり。
<< やっぱり筋トレ命なのです。 | main | フラメンコな私の、超嬉しかったり、かなり悔しかったり。 >>
どろぼうブレスでカンテ(歌)はレベルアップ♪
0

    JUGEMテーマ:音楽

     

    昨日の補足です。

     

    各フレーズの最後の音まで、丁寧に歌おうとすると、

    筋力がいっぱい必要ってお話しだったと思います。

     

    これ、いくつかの意味を複合的に含んでいるので、

    ちょっと解説させてください。

     

     

    まず・・・

    単純に息がたりない。

    これは、本日のタイトル<どろぼうブレス>で解決できます。

     

    昨日は筋力不足の話しだったはずなのに、

    息が足りない話しに変わっていると思われるかもしれませんね?

     

    実は、実際にまだ体の中に息が残っていたとしても、

    その息を歌う為に使うには、

    とうぜん、インナーマッスルで押し出す必要があります。

     

    息がまだたくさん残っている場合、

    そんなに強い筋力がなくても息を押し出すことができますね。

     

    でも、息が残り少なくなってくると、

    そうですね、一般に残り30%を割り込むと、

    かなり強い筋力がないと息が吐きにくいと言われています。

     

    人間ドックで、肺活量のテストを受けたことがある方は、

    その時のことを思い出してみてください。

     

    看護士さんに

    ”はい、もっと吐いてー、吐いてー、

     まだまだありますよー、吐いて―、

     もうちょっとだけ吐いて―、おまけに吐いてー。”

     

    なんて応援されたんじゃないでしょうか?

     

    肺活量って、普通、

    肺に取り込める息の量だと思われていませんか?

     

    確かにそうなんですけど、

    息が肺にあったとしても、吐き出す力が弱いと、

    すべて吐ききることができなくって、

    肺活量の数値もそんなには出ないんです。

     

    実際には肺活量って、肺の容量っていうより、

    肺にどれだけ空気を出し入れできるかっていう能力のこと。

     

    大人になったら、

    もう肺自体はそう簡単には大きくならないですけど、

    インナーマッスルを鍛えることで、

    空気を吐ききる能力があがって、

    肺活量の数値もあがることがあるんですよ。

    (当教室の生徒さんにも上がった方が♪)

     

     

    つまり、カンテに限らず歌を歌っているとき、

    1つのフレーズの最後が近づくと、

    残りの息が少なくなるので、

    息を押し出す筋力がよっぽど強くない場合、

    歌う為に必要な充分な息を吐き続けられなくなって、

    最後の部分の声がへろへろになっちゃうんです。

     

    そして、ただ息を吐くだけじゃなくって、

    歌を歌う為には細かい息のコントロールも必要ですから、

    強く、かつ繊細に動くインナーマッスルがないと。

     

     

    で、インナーマッスルの筋トレも当然続けるとして、

    実はちょっとしたコツで、カンテの各フレーズの最後まで

    ちゃんと歌うことが出来るようになるんですよ♪

    それが、今日のお題の どろぼうブレス なんです。

     

    ところで、

    1つのフレーズって、1息で歌わなくっちゃいけない、

    なんて思ってはいませんか?

     

    クラシックの場合、

    息継ぎのタイミングは譜面に書いてあるので、

    そのとおりにしないといけないんですけど、

    カンテの場合は、譜面もないですし、

    実は、息継ぎのタイミングも一切決まっていません。

     

    なので、

    歌い手が自分で息継ぎのタイミングを決めていいんです。

     

    ですから、長いフレーズで、息が持たない場合は、

    途中で息を継げばいいんですよ。

     

    でも、息を継げば、

    普通、歌のメロディはそこで途切れてしまいますよね?

     

    ひとつのメロディを途中で切ってしまうことは、

    大好きなカンテがかわいそうで、私にはできないです。

     

    でも、、、

    もし、メロディを途切れさせないように息が継げたら、

    どうでしょう?

     

    そうなんです。

    メロディを途切れさせないように、こそっと息を継ぐ技術。

    それを、歌の世界では一般に<どろぼうブレス>って呼びます。

     

    カンテのメロディの1フレーズって、

    長い時はかなりの秒数(数十秒?)になります。

     

    それに、カンテは弱弱しく歌っては成立しないですよね?

     

    しっかり強く、かつ長い時間歌うのは、

    どんなに鍛えていても、かなり厳しいこと。

     

    往年のスペインの名カンテさんでも、

    無限に強い声で歌えるわけではありません。

     

    名歌手のカンテの録音をよーく聞いてみてください。

    一瞬声が途切れている部分があるはずなんです。

     

    どうですか? みつかりましたか?

     

    でも、普通に聞いているだけではそうとは気付かないのは、

    声を切る前と切った後で、雰囲気を一切変えないから。

     

    この<息継ぎしてもそうとは聞こえない>っていう技術、

    これこそが どろぼうブレス=息をこっそり盗み取る技術。

     

    声の強さや、雰囲気を全く変えないで続きを歌えば、

    音としては一瞬途切れていたとしても、

    カンテのメロディとしては、

    ちゃんとつながって聞こえるんですよね。

     

    歌い手自身も、息を継いでも心を切らさなければ、

    カンテのフレーズの途中で息継ぎをしたとしても、

    ちゃんとひとつのメロディとして

    表現しきることができちゃいます。

     

    最初はなかなか上手くできないどろぼうブレスですが、

    私がサンプルを歌いながら、何度も一緒に練習すると、

    生徒達も少しずつコツをつかんで行くようです。

     

    (カンテの曲種によっては、

    どろぼうブレスが難しい場合もあります。)

     

     

    ちなみに、今回のベテラン生徒さんの場合は、

    ご本人の美意識で、あえてブレスを入れなかったんです。

    そういう時、私はもちろん本人の判断に任せています。

     

     

    新規日曜カンテクラス 東京祐天寺に開講 詳細はこちら

    --+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--

    Facebook上のスペインのカンテ紹介ページ こちら
    Facebook上のスペインのバイレ紹介ページ こちら
    ナランヒータ公式HPは こちら
    ならんひーた カンテ映像(カンテソロ,弾語り)まとめ こちら
    カンテレッスンの上手な受け方 こちら
    主宰のカンテ教室(東京と大阪)HPは こちら
    最新情報満載の無料メルマガ登録は こちら

    | フラメンコのこつ | 15:47 | comments(0) | - | - | - | 昨年の記事