JUGEMテーマ:音楽
もうお教室をオープンしてかなりの年月がたったのですが、
カンテをお教えしていて、っていうか歌をお教えしていて、
とっても重要なポイントがあるように思います。
それは<歌を歌うとは、歌を学ぶとはどういうことか?>
をお教えすること。
え? 歌なんて誰でも歌える。 ですか???
いえいえ。
もちろん歌は誰にでも歌えますよ。
でも、ただなんとなく歌うのではなく、
気持ちがしっかり入った歌を歌うには、
集中力が必要なんです。
私はそんな<集中力>もカンテの技術のひとつと考えています。
ですから、歌に集中する方法もレッスンの中で度々取り上げ、
集中できてない時は、丁寧にフォローするようにしているんです。
ただねーーーー。
この歌に集中するっていう感覚を掴むのが、
なかなか難しいみたいなんですよね。
たぶん、自転車に乗れるようになる、
みたいな感覚の取得が必要です。
実際にはどういうものかというと・・・
先程、歌に集中すると書きましたが、
もっと正確に言うと、自分の声に集中するという事なんですけど、
みなさんは、自分の声、ちゃんと聞こえていますか?
歌が上達するってことは、
自分自身の声を調整する能力があがるってことなんですよ。
では、実際どうやって調整するのかと言うと、
自分の声を自分の耳で聴いて、
自分が思うような声が出ているかを確認しながら、
希望の声に少しずつ近づけていきます。
言い方を変えると、
この自分の声を聴きながら調整する行程を、
歌を練習すると呼びます。
ですから、自分の声がちゃんと聞こえてないと、
どう調節したらいいかわからないですから、
まずは、自分の声がちゃんと聞こえる状況を作ることが大事です。
カンテの師匠もレッスンで繰り返し言っていたのが、
他の音が一切聴こえない場所を確保して、
そこで自分の声だけを聴きながら練習すること。
この話をしたら、ある生徒がいいました。
”はい、いっつも車の運転をしながら練習しているので、
他の音は聞こえてません。”
あらあああああああ・・・
あの、、、
他の音が聞こえないところでっていうのは、
すべての神経を自分の声に集中するっていう意味です。
運転しながらってことは、運転に神経を使っているので、
すべての神経を自分の声に集中することはできません。
っていうか、危ないです。
逆に言うと、運転しながら歌っても危なくないのなら、
歌にほとんど神経がいってないことになっちゃいます。
自分の声だけにすべての神経を集中できる状態で、
丁寧に声を出す。
これこそが<歌に集中する>ことへの練習でもあるんです。
ちなみに、、、
普段、片手間に練習していると、
いつまでたっても歌に集中できるようになりませんし、
歌いながら他の事に気が散るクセがついちゃいます。
気が散った状態では、ご自身の実力の半分も出ないのが歌。
まずは練習の為に集中する環境を整えることからはじめてください。
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