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フラメンコ歌手(カンテを歌うカンタオーラ)ナランヒータの
スペインと日本行ったり来たり。
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タイミングがいい、つまりそれがリズム感です。
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    JUGEMテーマ:音楽

     

    先日、ある勉強会に伺いました。

    まだ慣れない新人係員さん、なかなか上手に会を進行できません。
    講師の方との意思の疎通も難しく、結局怒られちゃったりもして。

    会が終ったあと、新人さんったら、
    ちびまるこちゃんでもお馴染みの、あの縦線の入った顔で、
    廊下の隅でひとり立ちすくんでいました。

    私は、この新人さんとちょっと顔見知りでお話しもしたことがあったので
    そっと駆け寄って、”大丈夫、大丈夫よ”と背中をなでなで。

    見て見ないふりの他の参加者さん達は、
    私たちの横を通ってどんどん帰ってしまいました。

     


    落ち込んでいる人を見たら、取りあえずそばに行ってなでなでするのは、
    アンダルシアのごくごく一般的な習慣です。

    実は顔見知りじゃなくっても、よくやることなんですよ。


    理由はわかりますか???

    そう、人をなぐさめるにはタイミングがあるから。


    落ち込んだまま長時間1人にしてしまうと、
    心に深い傷が残ってしまうという事を、
    アンダルシアの人達は経験上知っているからなんです。


    心のトラブルの勉強をしたことのある方はご存じだと思います。

    <心の傷も、体の傷と同じように応急処置が大事だ>ということを。


    日本では、傷ついた人はしばらく一人にするのがいい、とか言って、
    ほおって置くことが多いと思います。

    でも、その対処方法は、決してよい結果を産まないということを、
    私はスペインで学びました。


    日本人はこう思うんですよね。
    へたなアドバイスをしてもっと傷を深くするといけないから、
    取りあえずほっておくに限るって。

    でもね。

    話しを聞かなくてもいい、具体的なアドバイスもなにもしなくていいから、
    ただそばにいて、体に触れてぬくもりをあたえることに意味があります。

    じっとそばについていることにこそ意味があるんです。


    傷ついている人が受けてしまった心への打撃が、
    心の奥底にまで届いてしまわないように、取りあえず急いで、
    背中に手をあててそばに寄りそうだけでいいんです。


    道でちょっと転んじゃった時、
    バスに乗りそこなった時、
    欲しかった物が売り切れで買えなかった時、

    スペインで、そんな小さなトラブルに出会った時、
    気がつけば、見知らぬ誰かが私の背中に手をあて、手を握り、
    そばに寄り添ってくれました。


    だから、日本に帰ってもついついやっちゃうんですよね。

    変な人って思わないでね。

     

     

    でも、

    <そうやって一歩踏み込み相手を許容する>そんな気持ちこそが、

    <フラメンコのリズムを人と共有する>という一番大事なことの、

    基本の基本になっているとは、思いませんか?

     

    ---------

    5月22日のライブ出演は、都合により取りやめになりました。

    | フラメンコのこつ | 15:22 | comments(0) | - | - | - | 昨年の記事