2015.04.03 Friday
サエタ<エスペランサ・デ・マカレナに捧ぐ>
JUGEMテーマ:音楽
今日ご紹介するサエタは、
マカレナ教会のエスペランサにささげられたもの。
セビージャで一番観光客が多いのがマカレナ教会なので、
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
エスペランサというのは、この教会のマリア様の名前です。
”え?マリア様の名前はマリアじゃないの?”
そう思われたあなた。
私も最初はびっくりしたんですけど、
スペインの、特にアンダルシア地方の教会のマリア様には、
もうひとつ名前があることが多いようで。
たとえばセビージャの教会のマリア様達には、
エスペランサの他に、アナ、ドローレス、パストーラなど、
さまざまな名前がついています。
ちなみに、フラメンコでは宗教色の強い歌詞が多いので、
フラメンコの歌詞に出てくる女性の名前は、
ほぼマリア様の名前のことだと思っても大丈夫なくらい。
そうそう、セビージャには、マカレナ以外にトリアーナにも
エスペランサと呼ばれるマリア様が祭られています。
どちらのマリア像にもほほに涙があるのが特徴で、
それぞれの信者は、
うちの教会のエスペランサの方が美人だ、
いや、うちのほうがもっと綺麗だ、
とよく言い争っています。
日本人の私は、どちらももとは同じマリア様じゃないの?
って思うのですが・・・???
アンダルシアのカトリックって本当に不思議。