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フラメンコ歌手(カンテを歌うカンタオーラ)ナランヒータの
スペインと日本行ったり来たり。
わかったふりなんかしちゃいやーん!
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    JUGEMテーマ:音楽

     

    はじめて習う摩訶不思議なカンテのメロディ、

    なかなか覚えられなくて、

    何度も同じ部分のレッスンを繰り返すことがあります。

     

    生徒さんはすっかり恐縮してしまって、

    ”あの、ちょっと自習してみるので、

    今日はここまででいいです。”なんて仰るので、

    疲れちゃったのかな?って思って、

    その日はそこまでに。

     

    で、次のレッスンの時確認すると、

    やっぱりまだちゃんとは覚えられていなくて、

    また同じ部分を繰り返し練習することになります。

     

    こんなことが続くと、

    生徒さん、とっても顔色が悪くなってきます。

     

    あきらかにイライラっていうか、

    不安な感じになってくるんです。

     

    私 ”私は何度くりかえしても大丈夫ですよ。

      ちゃんと覚えられるまでつきあうので、

      安心して歌って下さいね。”

     

    生徒さんの不安を取り除くべくそう言ってみるのですが、

    生徒さんの緊張はどんどん高くなってしまい、

    とても難しいメロディを憶えられる状態ではなくなっちゃって。

     

     

    そんな時、私はいつもこんな思い出話しをします。

     

    今から20年以上前、まだ私がバイレをやっていた時のことです。

    エバ・ジェルバブエナのクルシージョを東京で受けたことがありました。

     

    エバとは以前から知り合いだったのですが、

    直接レッスンを受けるのはこの時がはじめて。

     

    1週間ほどのコースだったでしょうか、

    数日ほどのたったある日のこと、

    エバが生徒たちにこんな質問をしました。

     

    エバ ”ここまでやった分、ちゃんと出来るようになった?

     まだだったら、今日はしっかり復習をしたいんだけど。”

     

    生徒たち ”大丈夫です。先に進んでください。”

     

    エバ ”ホント?結構難しいところあったと思うけど。”

     

    生徒たち ”大丈夫です。先に進んでください。”

     

    そんな答えにエバは少し首をひねりながらも、

    レッスンを先に進めることになりました。

     

    問題が起きたのは、その日のレッスンの最後のこと。

     

    エバ ”じゃあ、最初から今日やった所まで通しましょう。”

     

    ギターさんがじゃかじゃんと弾き始めると、

    踊り始めたのは、私を含めわずか4人だけ、

    他の生徒たちは、立ったままこちらを見ています。

     

    エバ ”ちょっと、どうしたの?”

     

    生徒その1 ”わからないです。”

     

    生徒その2 ”リズムがまだ取れてなくて。”

     

    エバ ”え? 最初に確認したでしょ?”

     

    そう言うと、エバはとっても暗い顔をして、

    スタジオの奥に方に行ってしまったんです。

     

    やばい! 私はそう思って、

    慌ててスタジオの奥までエバを迎えに行くと、

    なにかをぶつぶつ小さい声で言っているのが聞こえました。

     

    エバ ”いっつもこうよ。日本人は私を裏切るの。

        もう日本では絶対教えない。”

     

    そばに行って、どういう事情なのか聴いてみると、

    実際は振り付けをちゃんと覚えてないのに、

    覚えていると答えられたのが、すごく悲しかったようで。

     

    私 ”裏切っているのではなくて、

      申し訳ないと思って、遠慮しているのよ。”

     

    エバ ”なんで? 覚えてないのに嘘ついてるのよ。”

     

    私 ”何度も教えさせてはいけないって思ってるのよ。”

     

    エバ ”なんで? それが私の仕事よ。”

     

    私 ”もちろん。”

     

    エバ ”生徒がちゃんと覚えられなかったら、

       私は何のためにレッスンしているの?

       そんなの我慢できない!!!”

     

    日本人のみなさんには、結構びっくりかもしれませんね。

     

    <何度も同じをことを教えさせないでー!

    って子どもの頃から繰り返し言われているので、

    こういう考え方って、想像すらしないですもん。

     

    でも、私もカンテの先生になって、

    エバの気持ちがよくわかるんです。

     

    <生徒には出来るようになって欲しい。

    これが、私たち講師の一番の願いです。

     

    もちろん、その為にお教室を開いているんです。

     

    ですから、何度も同じことを教える事はほとんど苦になりません。

     

    特に、生徒さんが一生懸命頑張っているのに

    なかなか覚えられない場合は、

    今迄の経験を総動員して、何か手を考えたいと思っています。

     

    もちろん、生徒さんがレッスンを真面目に受けていなかったり、

    メロディなんて適当でいいやーって思っていたりした場合は、

    教える事は苦痛でしかないですけどね。

     

     

    もし、あなたが真剣に覚えようと頑張っているのなら、

    私は何度でも喜んでお付き合いします♪

     

    (写真はデコも微妙なスペインのお洒落カフェのケーキ)

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    | フラメンコのこつ | 13:36 | comments(0) | - | - | - | 昨年の記事