JUGEMテーマ:学問・学校
スペイン語学習で、最初なかなか慣れないことのひとつは、
すべての名刺に男性・女性の区別があって、
それに従って形容詞などもいちいち変化させなくては
いけないことではないでしょうか?
これ、文法を学ぶ時にも大変なんですけど、
他にもちょっとめんどくさいことがあるようです。
スペイン留学中のある日、みんなで集まっていた時、
あるギタリストさんがこう言いました。
”Tengo una cita con una persona.”
これ、直訳すると、ある人と約束があるんだ。
ある人、persona をそう訳したんですけど、
これ、文法的には女性名詞なんですが、
実は男性女性を特定しない言葉なんです。
意味は、文字通り<ある人>。
つまり誰かを明言しない<誰か>という意味で、
その人が男性でも女性でも、una persona と
女性名詞を使って代用することができます。
普通、会う相手が友達なら、男性un amigo とか
女性una amiga でいいと思うのですが、
誰と会うかを明言したくなかったようで。
もちろん、ギター仲間たちから、
”それって、誰?” って質問攻めにあっていました。
まあ。結局はフラメンコの仕事関係の人で、
会うと言っても、打ち合わせだったようです。
まだ正式に仕事のオファーは受けていなかったので、
特にギタリストさんたちには、内緒にしたかったんですよね。
この相手の性別によって言い方が変わることをはじめ、
ご存じのように、世界的にはあまり男女の区別をつけることは
歓迎されない時代になってきました。
以前だったら、恋人はいるの?って聞くとき、
” Tienes novio? ” 恋人(男性)はいるの?
” Tienes novia?” 恋人(女性)はいるの?
みたいに、男性の恋人か女性の恋人か指定したんですが、
最近では、
” Tienes pareja?” と聞くことが一般的です。
pareja は直訳すると相方さん。
本来、漫才の相方さんや、刑事の相棒が典型的なparejaです。
でも、現在は恋人をさすことによく使われ、
自分の恋人のことを話すときも、
mi pareja という人が多くなりました。
ちなみに法的に結婚していても、pareja を使う人も多いですね。
男女の区別をいちいちつけていたスペイン語も、
世界の流れに従って、どんどん無性別化していくかもしれません。
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