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フラメンコ歌手(カンテを歌うカンタオーラ)ナランヒータの
スペインと日本行ったり来たり。
カンテのブラックボックスの中身 その10
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    JUGEMテーマ:音楽

     

    さて、今日はとうとうメロディと歌詞の関連付けです。

     

    前回は歌詞の意味を理解し、各行の中で大事な単語を選んで、

    その単語を強調して音読するところまで行ったんでしたね。

     

    では、今日は実際にその歌詞を使って歌う事に進みましょう。

     

    歌詞の意味の理解、発音練習に関しては

    スペイン人には必要ありませんでしたが、

    今日の所からは、スペイン語が出来るできないにかかわらず、

    必要な部分になります。

     

     

    早速、実際にどう作業をするのかをご説明しましょう。

     

    いままでの歌詞の説明の所に書いたように、

    フラメンコの歌詞は1行の音の数が決まっています。

     

    シギリージャ以外のほとんどのカンテは、

    1行が8音の歌詞を使います。

     

    では、ここで質問です。

     

    1行が8音の歌詞を使うという事は、

    1行分のメロディの音数は、やっぱり8個なんでしょうか?

     

    実際に、なにかカンテを聴いてみて頂ければわかるのですが、

    ほとんどのカンテが、1行、つまり8音の歌詞に対して、

    10以上の音数があると思います。

    カンテによっては、たった8文字の歌詞に対して、

    20音以上も音数のあるメロディがあったりもするんですよ。

     

    では、歌詞のたった8文字を

    メロディのどの音につけたらいいのでしょうか?

     

    答えは簡単です。

     

    だって、今回練習に使っている録音がありますもん。

     

    最初に音程を取るときには、どの音に歌詞がついていて、

    どの音には歌詞が無くただ伸ばしているだけなのかなんて、

    特に気にしないで聴いていたと思います。

    あの段階では、それでOKなんです。

     

    ここで初めて、歌詞とメロディの関係を確認しましょう。

     

    つまり、

     

    たとえばメロディが 

     ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド レ ミ 

    という10音だったとしましょう。

    (カンテの勉強では、メロディを実際にドレミに置き換える

     必要はありません。ただ、ここでは説明をわかりやすくする為、

     便宜上ドレミと言う表記を使っています。)

     

    そして歌詞が

     Te quiero mi cielo (意味:愛しているよダーリン)の場合

    歌詞の読みは テ キ エ ロ ミ シ エ ロ の8音です。

    (カンテを学ぶには、できればカタカナ表記にしない方がいいのですが、

     ここでは説明をわかりやすくする為、あえてカタカナを使っています。)

     

    ここで、改めてお手本の録音を言葉に絞って丁寧に聴くと・・・

     

    テ キ エ ロ オ ミ シ エ エ ロ と聞こえたら、

     

    この10音のメロディに対する歌詞の割り振りは、

     

    ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド レ ミ

    ↓ ↓ ↓ ↓  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

    テ キ エ ロ  オ ミ シ エ エ ロ

     

    となります。

     

     

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    | フラメンコのこつ | 15:23 | comments(0) | - | - | - | 昨年の記事
    カンテのブラックボックスの中身 その9
    0

      JUGEMテーマ:音楽

       

      今日も歌詞のつづきです。

       

      歌詞に出てくる1つ1つの単語を丁寧に辞書でひいたら、

      今度は、1行づつ読んでみましょう。

       

      この<読む>というのは、

      ひとつには声に出して 音読 ですが、

      もうひとつは、意味を理解するために頭で読むことです。

       

      では、まずは<音読>の説明をしましょう。

       

      前回ご説明したとおり、

      フラメンコ歌詞は基本的に1行が8音です。

       

      辞書を引いて発音をチェックしてあれば、

      1行が8音になっているのがわかると思います。

       

      そこで、8音だという事を意識しながら、

      ゆっくりしっかり音読してみてください。

      (4音がふたつあると思うと、

      より発音しやすいかもしれませんね。)

       

      音読もメロディの練習の時と一緒で、

      どんどん先に進んだりしないで、

      1行づつ丁寧に、十分楽に調子よく発音できるまで、

      なんども繰り返すことをお忘れなく。

       

       

      そして、今度は意味の把握なんですが、

      辞書の意味をちらちら見ながら、

      自分なりに解釈してみましょう。

       

      日本語の歌の歌詞でもそうですが、

      歌詞の解釈は人によって違うのが当たり前。

      正解というのは実はありません。

       

      ですから、多少勘違いしてもいいので、

      自分であーでもない、こーでもないと考えることが大事。

       

      お教室に通っている場合でも、

      先生の解釈と違って、私は構わないと思っています。

       

      まあ、別に先生に面と向かって、

      ”私の解釈と違います。” なんていう必要はありませんが、

      自分が歌う時に、自分自身の解釈をこめることは

      特に問題ないと、私は、、、、私は思います。

       

      1行分の自分なりの解釈が出来たら、

      その行の中のどの単語が大事なのかを考えてみましょう。

       

      これも正解はない問題なんですよ。

       

      たとえば <私はあなたが好きです。> という

      文があったとして、

       

      私 が一番大事な場合もあれば、

      (他の誰でもなく<私>があなたを好きなのという意味で。)

       

      あなた が一番大事な場合もあれば、

      (いっぱいいる男性の中で<あなた>が好き。)

       

      好き が一番大事な場合もあるでしょう。

      (尊敬でも友情でもなく<好き>なの。)

       

      その歌詞の中では、どれが一番ぴったり来ますか?

       

      それを決めるのは、実際に歌うあなたですよ。

       

      ここまで来たら、もう一度音読に戻りましょう。

      そして、その行の中で自分が一番大事だと思う言葉を、

      少し強調して発音してみましょうね。

       

      先程、8音だけを意識して音読練習した時とは、

      なにかが違いませんか?

       

      その違いが、歌い手の表現の基本だと私は思います。

       

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      | フラメンコのこつ | 23:16 | comments(0) | - | - | - | 昨年の記事
      カンテのブラックボックスの中身 その8
      0

        JUGEMテーマ:音楽

         

        では、さっそく歌詞に取り掛かりましょう。

         

        まずは、サンプル音源の歌詞を

        そのまま使う事になると思います。

         

        たとえそのまま使う事になったとしても、

        意味もわからずに歌うことは危険です。

         

        っていうか、意味もわからないで歌っていては、

        歌っている本人も気持ちがこもりませんし、

        聴く人を感動させるのは難しいのではないでしょうか。

         

        レッスンに通っていらっしゃる方の場合は、

        指導者から、日本語訳などの解説があると思います。

         

        スペイン語がまだの方は、サンプル音源の歌詞を、

        カタカナで書き取って歌う方も多いと聞きますが、

        実は、スペイン語の読みはそんなに難しくはないので、

        ご自身で頑張ってみることを私は強くお勧めします。

         

        カタカナがお勧めできない理由は、とてもシンプルです。

         

        <コンパスが狂う危険があるから。>

         

        私の生徒でも、何度か歌ううちにコンパスが狂う人がいました。

        もともとリズム感の悪い人ではないので、不思議に思っていたら、

        カタカナで書いた歌詞を見ながら歌っていたんです。

         

        あらーーー、やっぱり。

         

        カタカナにすると2文字になってしまう音も、

        スペイン語では1音に発音するものが多く存在するって、

        知ってますか?

         

        たとえば、〜の中にを意味する EN 

        カタカナにすると エン ですが、

        実際の発音は エ の鼻濁音で、1音なんです。

         

        それを何度か歌っているうちに、

        メロディの2音を使って、エーーンーーっと歌ってしまい、

        そこでコンパスがくずれてしまうんですよね。

         

        どうしてもカタカナで書きたい方は、

        こういう時、

         

         

        のように、1音で発音するんだとわかるように

        書くようにしてください。

         

         

         

        では、歌詞の勉強を始めましょうね。

         

        まずは、歌詞に出てくる各単語に着目です。

        知らない言葉も知っている言葉も、全部辞書を引きましょう。

         

        スペイン語に詳しい方の場合も、文法的に必要な冠詞など以外は、

        とりあえず全部ひくことをお勧めします。

         

        なぜなら、スペイン語は日本語に比べると、

        格段にボキャブラリーが少ない言語なので、

        ひとつの単語がいくつもの意味を持つことが多いんです。

         

        辞書の一番上に書いてある 基本的な意味 以外にも、

        古くから使われている意味や、特別な慣用句、などなど、

        歌の歌詞ではよく使われる用法が乗っていたりするんですよ。

         

        ここで、まじめに歌詞の勉強をしたい方に、

        ちょっとお勧めの勉強法があります。

         

        それは、辞書を引いてみて、なんか気になる単語があったら、

        (たとえば、人の感情を表す言葉など)

        その単語の乗っている辞書のページをコピーして、

        歌詞の紙に貼りつけておくこと。

         

        最初に辞書を引いたときには、

        基本の意味でいいような気がする場合も、

        全体をとおして眺めてみると、

        意味に違和感を感じることがあると思います。

        そんな時、辞書の解説が丸ごと貼ってあると、

        簡単に他の意味、用法を見ることができてとっても便利です。

         

        また、初心者のうちは、辞書を引いていて、

        歌詞に入っている単語が見つからないことも多いと思います。

         

        見つからない理由として考えられることは、

        動詞が活用している、方言である、ヒターノ独特の言葉である、

        古い言葉すぎてもう乗っていない、、、、などなどです。

         

        辞書に載っていない場合は、

        その言葉にこだわらず載っている言葉だけ調べましょう。

         

        辞書で見つからない単語は、指導者に質問してください。

         

        独学の方の場合は、、、、スペイン語頑張りましょうね。

         

         

        そうそう、辞書を引いたらメモを取ることが2つあります。

        ひとつは、もちろんその単語の意味なんですが、

        もうひとつは、その単語の発音です。

         

        発音記号を使っている辞書や、

        さきほどのエンみたいに、

        表記を工夫したカタカナを使っている辞書があると思います。

         

        メモを取る場合は、発音記号よりカタカナの方が楽かもしれませんね。

         

        昨日のブログでも説明しましたが、

        その単語がいくつの母音でできているのかが、今後重要になるので、

        発音のメモの横に、ちっちゃく数字で書いておくと便利ですよ。

         

        例 CONCIERTO  意味:コンサート 発音:コン シ  ト 4

         

        (尚、辞書によっては、各単語のアクセントの位置を、

         ↑のように発音のカタカナに太文字で表記している場合があります。

         それもメモしておくと後で助かりますよ。)

         

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        | フラメンコのこつ | 14:54 | comments(0) | - | - | - | 昨年の記事
        カンテのブラックボックスの中身 その7
        0

          JUGEMテーマ:音楽

           

          では、安心して歌詞の話しに入りたいと思います。

           

          まず、最初に確認したいことがあります。

          フラメンコの歌詞って長さが決まっているって知ってますか?

           

          ここでまずは日本語の歌の歌詞を考えてみたいと思います。

           

          日本語の歌詞の長さにも、よくある長さっていうのがあります。

          俗に七五調なんて呼ばれているんですが、

          1行の歌詞の長さが、ひらがなで 7文字、又は 5文字 

          になっているものです。

           

          みなさんご存知の俳句や短歌も、

          7と5の組み合わせで出来ているように、

          もともと日本語は1行が7文字や5文字の時、

          リズムがいい言語なんだそう。

           

          それに比べて、スペイン語の場合は、

          8が収まりがいい言語だと言われています。

           

          ただ、ここで気を付けなければならないことがあります。

           

          日本語でひらがな7文字、5文字というのは、

          音が7つ、5つあるという事ですが、

          スペイン語などのアルファベットで表記する言葉の場合、

          1文字では1つの音をあらわすことができないってこと。

           

          たとえば、 

          ア という音の場合、

          日本語では あ の1文字、スペイン語でも A で表します。

           

          でも、カ という音の場合は、

          日本語では か の1文字ですが、

          スペイン語では CA と2文字で表します。

           

          そして、チ という音の場合、

          日本語では ち の1文字ですが、

          スペイン語では なんと CHI の3文字で表わすんです。

           

          ですから、日本語の時のように文字数で数えるのではなく、

          あくまでも音の数、

          簡単に言うと A E I O U という母音の数で

          数える必要があるんですよ。

           

          先程ご説明しましたように、スペイン語は8が収まりがいい言語。

          ですからスペイン語の歌詞は、

          1行の母音の数が8個になっていることが多く、

          フラメンコの歌詞の場合も、シギリージャ以外は、

          基本的に1行が8音で作ることになっています。

           

          つまり、フラメンコの歌詞の1行の長さは、

          ほとんどが8音で出来ているので、

          他の歌詞に取り替えることが簡単にできるんです。

           

          簡単に、、、、えっと・・・

           

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          | フラメンコのこつ | 16:47 | comments(0) | - | - | - | 昨年の記事
          カンテのブラックボックスの中身 その6
          0

            JUGEMテーマ:音楽

             

            さて、この連載も早や6回目、

            ちょっと気になって、5回目までを読み返してみました。

             

            ありゃ、、、、私としたことが、

            前もって書いておいた原稿の一部を

            ブログに書き忘れていることに気が付きました。

             

            今日はとりあえず、その分をフォローさせてください。

             

            それは何かというと・・・

             

            カンテ教室に行っている場合の、先生のお手本の示し方です。

             

            今回のシリーズの最初に書いたのは、

            師匠が、あるCDのある曲を指定して、

            それを自分でとってくるというお話しでしたよね。

             

            実は、それ以外にも、先生が1回ノーマルスピードで、

            お手本を歌ってくれて、それをCDの時と同じ方法で、

            自分でとってくるときもありました。

             

            たしかに当時フラメンコ芸術学院では、

            以上の2つの方法が用いられていました。

             

            生徒が全員プロカンテ経験のある人でしたから、

            そんな方法でもよかったんだと思います。

             

            でも、開講から数年がたち、

            生徒のレベルも色々になってきて、

            さすがにそんな方法では生徒もついてこれなくて・・・

             

            そこで始まったのが、

            お馴染みコールアンドレスポンス方式です。

             

            コールアンドレスポンスとは、

            ロックコンサートの盛り上がりの部分で、

             

            歌手が イエーイ と言ったら、

            観客も イエーイ と返し、

            歌手が うおうおう と言ったら、

            観客も うおうおう と返す アレ。

             

            つまり、先生がお手本を短く区切って歌い、

            生徒がその部分をまねして歌い、

            生徒がちゃんと歌えるようになるまで繰り返す、アレ。

             

            実は、このコールアンドレスポンス方式を用いても、

            生徒が家で自習する時のやりかたは、

            前回ご紹介したと同じように、細かく区切って行います。

             

            ただ、ノーマルスピードの録音を聴いて取るのとは違って、

            先生のお手本もかなりゆっくりですし、

            短く区切られているので、

            ずっと取りやすくなっていると思います。

             

            先生がゆっくり区切って歌ってくれたら、

            その大事な録音を使って、丁寧に勉強してくださいね。

             

            特にこまかい音程がわかりやすいように、

            ノーマルスピードならすすっと流れてしまう部分も、

            ゆっくり1音1音歌ってくれたら、それはお宝録音です。

             

            だって、そんな録音どこにも売っていませんから。

             

            私も師匠のナランヒートがそうして歌ってくれた録音を、

            今でも大事に大事に保存しています。

             

            先生がゆっくり歌ってくれなくても、

            普通のスピードの録音から細かい音程が取れるようになるには、

            多くの経験と、そして、かなりの根気が必要です。

             

            どんなお手本を使って勉強したとしても、

            正しい音程がちゃんと取れているかどうか、

            先生に確認してもらうことを、忘れちゃだめですよ。

             

            先生がいない場合は・・・

            そうですね。

            自分で自分のカンテの録音を細かく区切って丁寧に聴いて、

            お手本とあっているか、確認してくださいね。

             

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            | フラメンコのこつ | 22:26 | comments(0) | - | - | - | 昨年の記事
            カンテのブラックボックスの中身 その5
            0

              JUGEMテーマ:音楽

               

              さて、無事覚え終わったカンテのメロディ。

              (音の順番だけですけど。)

               

              実際にカンテとして完成するには、まだまだです。

               

              では、次に何をするのかと言うと・・・

               

              ここからはスペイン人クラスメイト達の方法と離れます。

              というのも、スペイン語がネイティブでない人には、

              彼らと同じ方法では無理があるからなんです。

               

              という訳で、ここからは私が実際にやっている方法や、

              生徒を教えながら組み立てた方法をご紹介しましょう。

               

              あ、大事なポイントをひとつ確認させてください。

              ここから先に進むには、

              メロディを完ぺきに、、、、本当に完ぺきに覚えてからに

              しましょうね。

              メロディが不安定のままでここから先に進むと、

              せっかくの今までの苦労が、、、、水の泡になっちゃいます。

               

              大丈夫ですね? メロディ完璧ですね?

               

              じゃ、次のこと行きますよ。

               

              次にするのは、<今回使う歌詞を読みこむ>ことです。

               

              何度も同じことを言いますけど、

              カンテの歌詞は自由ですから、同じメロディでも、

              さまざまな歌詞で歌う事が可能です。

              たとえ踊りバックで歌う場合でも、

              踊り手さんや振付に合わせて歌詞を変えることは、

              気持ちをこめて歌うためにもとっても重要な事です。

               

              カンテのメロディの数には限りがあって、

              特に踊りバックで活動する場合、

              そのレパートリーはほんの10〜20曲ほどに限られてしまい。

              どうしても同じメロディを何度も何度も歌うようになります。

               

              ”いつもいつも同じメロディを、

              いつもいつも同じ歌詞で歌った場合、

              聴いている人にはわからなかったとしても、

              歌う本人は慣れて惰性になって、

              カンテの質も下がってしまうものだから、

              1年に1回くらいは歌詞を見直して取り替えなさい。”

               

              これは、師匠のナランヒートの言葉です。

               

              ただスペイン語が完ぺきではない場合、

              自分で歌詞を取り替えると、アクセント位置とかがずれて、

              へんてこになってしまう危険性があります。

               

              ちなみに当教室では、生徒が自分で歌詞を変えた場合も、

              レッスン内で生徒が歌ってみることが可能です。

              それを私が確認して、場合によっては手直ししたりします。

               

              もちろん、最初から上手にスペイン語の歌詞を

              扱える訳もないので、かなりの部分をなおされると思います。

              でも、それを数回繰り返すことで、コツのようなものが掴め、

              しばらくすると、自分で歌詞を取り替えられるようになるんです。

               

              当教室生徒のみなさん

              復習タイムを利用して、

              どんどこ自分でのせた歌詞を歌って下さいね。

              その時は、一応歌詞を書いたものを持ってきて下さい。

               

              では、当教室に来られない方、

              そして当教室生徒だけど、

              私に聞かせる前に自分で少しでも自分で頑張りたい人の為に、

              次回は、歌詞をメロディに乗せる方法を、具体的にご紹介しましょう。

               

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              | フラメンコのこつ | 20:27 | comments(0) | - | - | - | 昨年の記事
              カンテのブラックボックスの中身 その4
              0

                JUGEMテーマ:音楽

                 

                では早速昨日の続きです。

                 

                我が家にやってきたクラスメイト。

                不思議な方法でカンテを覚えていたのですが、

                この時、覚えていたのはカンテのなんでしょうか?

                 

                え?ってカンテでしょ?

                 

                そうですよね。 

                私も最初は普通に、

                カンテを単に短く区切って覚えているんだと思いました。

                 

                ところが、長さを短く切っているだけではなくて、

                クラスメイトはカンテの要素もひとつに絞っていたんです。

                 

                そう、それはメロディ。

                それも、各音の長さすら関係のない音程の羅列だけ。

                 

                実は、ずっと後になってわかったんですが、

                フラメンコの場合、歌詞が変わることによって、

                メロディの各音の長さも変わるので、

                正確に暗記すべきなのは、本当に音程だけなんですよね。

                 

                つまり、カセットレコーダーをがちゃがちゃさせていたのは、

                あくまでも音程を覚える為だったんです。

                 

                各音の長さすら覚えないという事は、

                もちろんリズムなんかも一切関係ないということ。

                 

                ほーーー・・・

                 

                その姿を見て、なんか今まで私が持っていたカンテのイメージが、

                スペイン人の思っているのと違うような、

                そんな漠然とした疑問を感じるようになったんですよね。

                 

                ちなみに、その後、

                他のクラスメイト達にも勉強方法を聞いたんですけど、

                全員が全く同じ方法でした。

                 

                ”ってマヌエラ、カンテを覚えるのに他の方法なんてあるの?”

                と必ず聞き返されたんですよね。

                 

                ちなみに、そのクラスメイト達のほとんどが、その後、

                ビエナルやカンテデラスミナスのコンクールで優勝しています。

                ひとりを除いて、全員が現在もプロのカンテさんです。

                 

                どうやら、スペインフラメンコ界では常識の勉強法みたいです。

                 

                そうそう、

                メロディをものすごく短く区切って覚えたあと、

                どうやってメロディをつなげているのか気になって、

                クラスメイト達に質問してみたんですけど、

                あそこまで丁寧に覚えておけば、

                自分の脳内にあるカンテの断片を思い出しながら、

                最初から順番に繋げる事は簡単なんだそう。

                 

                まず断片を1つ思い出して歌ったら、

                その次の断片を思い出して2つ繋げて何度も歌って、

                繋がったメロディが十分に歌えるようになったら、

                またその次の断片を思い出して、1つめ2つめにくっつけて歌い、

                、、、、、と繰り返しているようです。

                 

                 

                ちなみに私がやっているつなげ方は、、、、、???

                 

                クラスメイト達とまあまあ似ているんですが、

                まずは声に出さないで、脳内でメロディをつなげて行っています。

                そうやってある程度の長さのメロディを脳内でつなげ終ったら、

                今度は実際に声に出して、歌いこなす練習をします。

                 

                クラスメイト達は、

                脳に覚えさせることと実際に声に出すことが、同時進行なのに対して、

                私はまず脳内で処理して、その脳内で出来上がったカンテを、

                実際に歌えるようにする練習を別にやっている感じです。

                 

                 

                たぶん、クラスメイト達のやり方のほうがいいんだということは、

                自分でもわかっているんですけど、

                どうも、、、、おばちゃんなもので、、、ガンコなんですよね。

                メロディがある程度出来上がって、美しい状態になってないと、

                あんまり歌いたくなくって・・・

                 

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                | フラメンコのこつ | 21:13 | comments(0) | - | - | - | 昨年の記事
                カンテのブラックボックスの中身 その3
                0

                  JUGEMテーマ:音楽

                   

                  さて、お話しは最初の山場をむかえますよ。

                   

                  昨日の最後で我が家にやってきたクラスメイト、

                  彼女がどうやってカンテを覚えていたのか?です♪

                   

                   

                  我が家にやってきた彼女、食事休憩もそこそこに、

                  早速、かばんをごそごそ探して、テープレコーダーを出しました。

                   

                  そして、さっそく勉強を始めたのですが・・・

                   

                  私は彼女の勉強している姿をみて、本当にびっくりしました。

                   

                  なんと、彼女はカセットテープレコーダーのスピーカー部分を

                  耳にあてると、ほんの1秒、いえそれ以下かもしれないほど、

                  短い時間に区切ってカンテの録音を聞き始めたんです。

                   

                  それも、同じ部分の録音だけを繰り返し繰り返し5回も10回も。

                   

                  傍から見ていると、耳にテープレコーダーを押し付けたまま、

                  がっちゃんがっちゃんと再生と巻き戻しのボタンを

                  交互に押しまくっている、、、、あきらかに変な人。

                   

                  課題曲はたしかソレアだったと思うんですけど、

                  聴いている録音はほんの1秒ほどですから、

                  聴こえているのはメロディと言っても、

                  多くてもほんの2、3音だったと思います。

                   

                  それを、10回近くもただ繰り返し聴いているんです。

                   

                  あ、その間、彼女は全く声を発しませんでしたよ。

                  つまり、聴いているだけで、歌ったりはしなかったんです。

                   

                  そして、10回ほど聴き終って初めて、

                  その聴こえたメロディ(って言っても2、3音)を

                  声に出してまねし始めました。

                   

                  おおーっ・・・ 声にならないため息をもらす私。

                   

                  そして、ここでまた10回ほど聴いては歌うを繰り返し、

                  納得したように、一度テープレコーダー置くと、

                  今度は、今覚えた数音のメロディをただ歌いだしたんです。

                  何度も、何度も、わずか数音のメロディを歌いまくったんです。

                   

                  ああああ、

                  これじゃあ、ルームメイトに追い出されるはずだわ。

                   

                  すると、おもむろに私の方を見てこう言いました。

                   

                  ”まぬえらー。私、今のところ、取れたー!”

                   

                  ”あ、よかったね。”

                   

                  ”うん。難しかった。”

                   

                  ”ねえ、そんなに繰り返さなくても覚えられてたんじゃない?”

                   

                  ”何言ってるの?

                  私こう見えてカンテ歴10年目なんだけど、

                  10年もやってるから、こんな少ない回数でOKなのよ!”

                   

                  ”え?まぢ?”

                   

                  ”当たり前よ。でも、パパに見つかったら叱られるかも。”

                   

                  ”なんでえ???”

                   

                  ”もっと丁寧に覚えないと、雑なカンテになるって。”

                   

                  ”十分に丁寧だと思うけど・・・???”

                   

                  ”ふーん、じゃ、今度はまぬえらがやってみせて。”

                   

                  私は言われるままに、

                  いつもの自分のやり方をやってみせました。

                   

                  彼女のようにほんの1秒ずつに区切って聴くのではなく、

                  1フレーズごとに聴く、他の音楽と同じやり方で。

                   

                  彼女は私の練習方法を見ると、

                  いきなり立ち上がって叫びました。

                   

                  ”だめよー、そんなんじゃ。 

                   だから、ぜんぜんできるようにならないのよ。

                   先生に見はなされちゃうのよ。”

                   

                  ”え?私、見放されてるの?”

                   

                  ”やっぱ外人には無理だって言ってたよ。”

                   

                  ”そうなんだー。” (涙目になる私)

                   

                  ”まぬえら、私が練習方法教えてあげるから。”

                   

                  ”う・・・ん・・・”

                   

                  ”大丈夫。絶対歌えるようになる。先生にも認められるよ。”

                   

                  ”うん、、、、、ありがとおお・・・”

                   

                   

                   

                  彼女が教えてくれた方法、それは、

                   

                  まず、メロディを細かく区切って(1秒以下)それを何十回も聴く。

                   

                  次に、今覚えた部分を、聴く、歌う、聴く、歌うを繰り返して、

                  ちゃんと記憶にのこす。

                   

                  そして、記憶したその短い部分を、

                  ちゃんと自分の声で再生できるように、何回も繰り返し練習して、

                  完璧に歌えるようにする。

                   

                   

                  つまり、カンテが歌えるようになる為の第一歩は、

                  この<細かく区切ってメロディを覚える>から始まるのです。

                   

                   

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                  カンテのブラックボックスの中身 その2
                  0

                    JUGEMテーマ:音楽

                     

                    では、まずカンテを覚えるまでを考えてみましょう。

                     

                    もし、覚えたいカンテがあったら、

                    その録音を探して、一生懸命聞くと思います。

                     

                    でも、あの複雑怪奇なカンテです。

                    どんなに頑張って聞いても、

                    なかなかちゃんと聞き取れないような気がします・・・

                     

                    メロディも聞いたことないような不思議な感じだし、

                    歌詞はスペイン語ってだけじゃなく、結構なまってます。

                    それに、踊りやギターで慣れているはずの

                    同じフラメンコのリズムのなのに、

                     

                    なんでこんなにわかりにくいんでしょーーーー!!!

                     

                    っと、当生徒さんをはじめ、

                    カンテを志す人共通の心の叫びを、

                    字にさせて頂きました。

                     

                    がんばって真似ても、真似ても、

                    っていうか、どこをどう真似ていいかすらわからなくて、

                    プチパニック状態に陥った方も、多いのではないでしょうか?

                     

                    私ももちろん、すぐに取れるようになんかなりませんでした。

                     

                    でも、留学までして学校に通っているわけですから、

                    クラスメイトがどんどん次の曲に進んでいくのに、

                    指をくわえてみている訳にはいきません。

                    キーボードを持ち出して音程を取ってみたり、

                    一晩中音源をかけっぱなしにして、睡眠学習をしたり、

                    なんだかんだ方法を考えては、がんばっていましたが・・・

                     

                    そんなある日のことでした。

                     

                    一人の遠方から通っているクラスメイトが、

                    ”昼休みに居場所がないから、マヌエラの部屋に居てもいい?”

                    と頼んできました。

                    (彼女は毎日バスで片道1時間半もかけて通っていました。

                     その距離では、さすがに昼休みに家に戻ることは出来ません。)

                     

                    普段は、他のクラスメイトの部屋に行っていたらしいんですが、

                    その子のルームメイトから文句が出て、

                    お出入り禁止になったんですって。

                     

                    ルームメイトからの文句とは???

                    もちろんそうです。 <カンテの練習がうるさーーい!>

                     

                    静かにしてその子の部屋にいればいいんでしょうけど、

                    彼女にとって、昼休み(って4時間もあるけど)は、

                    とっても大事な練習の時間。

                    4時間もぼーっと過ごすことは出来ません。

                    それで、我が家をターゲットにしたんですよね。

                     

                    丁度、我が家の大家も休暇をとって海外に行っていたので、

                    実はあんまり仲良くなかったけど、彼女を家に招き入れました。

                     

                    そして、偶然にも、その驚愕の勉強方法を、

                    目の当たりにしたんです。

                     

                    その方法とは・・・

                     

                     

                    あら? 今日もこんなに長く書いてしまいましたね。

                    という訳で続きはまた明日♪

                     

                    明日こそ、具体的な方法だと、、、思います、、、たぶん。

                     

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                    カンテのブラックボックスの中身 その1
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                      JUGEMテーマ:音楽

                       

                      では、早速はじめましょう。

                       

                      ブラックボックスの中身、大公開です♪

                      どんどんぱふぱふー♪

                       

                      まず、このブラックボックスの中身を、

                      ぱきっと2つに分けたいと思います。

                       

                      1つ目は、カンテを覚えるまで。

                      そして2つ目は、それを歌いこなし自分のものにするまで。

                       

                      え? 当たり前だろうって?

                       

                      いえいえ、実は私、

                      カンテ勉強はちゃんと覚えられればそれでいい。

                      そこから先は、生徒各自の問題だから、

                      指導者は、できあがったものを

                      なおしてあげればいいと思っていたんです。

                      スペインの師匠達はそうでしたし。

                       

                      はい、、、、今思うと本当に浅はかでした。

                       

                      外国の、それも特殊な歌であるカンテを、

                      自分の力だけで、最初っからいい感じにこなすなんて、

                      そんなのかなり無謀な提案だったんですね。

                       

                      私は、特に悩まないタイプなので、

                      当時、師匠にそうやってもってこいと言われれば、

                      はーい♪と迷わずどんどこ好きにアレンジしちゃってました。

                      なおされる事も全く怖くないので、どんどこどんどこ。

                       

                      でも、こんな向こう見ずで怖いもの知らずな日本人って、

                      もしかして私ひとりかも。  笑、、、そして汗。

                       

                      みなさん、ちゃんと怖いものあるんですねー。

                       

                      って、当たり前???

                       

                       

                      さて、次回はお待ちかね、カンテを覚える手順ですよ。

                       

                      次回こそはちゃんと本題に入りますからね。、、、たぶん

                       

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